別冊ゲルハルト・エイドの歴史

 
 

 
ゲルハルト・エイドの始まり

海にいる哺乳類むかしむかし、あるところにゲルハルト・ベルガーというというイカした(死語!)チロリアンがおりました。職業はF1ドライバー、趣味はキレイなお姉ちゃん!という命知らずの遊び人。正しくはイカレたチロリアンと言うべきかもしれません。でもまん丸は彼のファンでした。
当時彼はセナという天才ドライバーの良き友人であり良きセカンド・ドライバーでした。ベルガーは充分ワールドチャンピオンを狙える実力と車を得ていましたが、セカンド・ドライバーという立場がそれを阻みました。ファースト・ドライバーのセナをサポートすること・・・それが彼の使命だったからです(ということにしておいてください)。
まん丸は「それってちょっと悲しい」と思いました。だって神の前ですら人は等しく平等であるはずなのに・・。いえ、実力の世界では己の実力こそが神です。泣き言は言えません。ベルガーがセナより早く走れれば良かっただけのことですから・・・(ホントにファン!?)。
ある日、まん丸は彼を応援すべく思いの丈を綴った短い漫画を描きました。その漫画は”ゲルハルト・エイド”と名付けられ、親しい友人にのみ発送されました。これが”ゲルハルト・エイド”の始まりです。そのあともまん丸は2本目3本目と漫画を描き、それはベルガーが引退するまでチマチマ、チマチマと続きました。

繰り返される歴史

ベルガーが引退して、平和な日々が戻ってきました・・・・というのはウソ。懲りずにまん丸はあるドライバーのファンになりました。名はエディ・アーバインといいました。”スポーツ選手は顔で選ぶ!”がまん丸のモットー。確かに顔はいいようです。でもまたしてもチャンピオン(シューマッハ)の忠実なるセカンド・ドライバー。まん丸は思いました。「一度でいいからチャンピオン・ドライバーを心から愛している!と言ってみたい!」でもそれは難しいことなのかもしれません。だってまん丸の母は長年の阪神ファン。まん丸の体には進んで苦労に身を投げる黄色い血が流れているのかもしれません。

そして別冊化

最初の”ゲルハルト・エイド”はモノクロ・コピー誌でした。まん丸にとってパソコンという文明はまだまだロンドンより遠い存在でした。しかしある日、まん丸はちょいと出かけた川崎でヨ*バ*カメラという竹林に迷い込み、青く仄かに光る1本の竹を発見しました。「えい!」まん丸が竹を割ってみると・・・そこには丸く透き通るように輝く青い青いパソコンが鎮座ましましておりました・・・・。
冗談はさておき、まん丸はものを作ることはことが好きでした。文章を書くこともイラストを描くことも大好きでした。でも版下やらコピーやらの作業が年々、年を食うごとにおっくうに感じられます。 ですから自分のパソコンを手にしたまん丸がホームページの作成を目指すことはごくごく自然な流れだったのかもしれません。ホームページを作ろう。ゲルハルトに限らずいろんなことにふれた自分の遊び場を作ろう。まん丸はそう思いました。名前は? まん丸は命名することが苦手でした。迷って悩んで考えたすえに”別冊ゲルハルト・エイド”と名付けました。悩む必要があったのでしょうか? なんて安易な! そう、まん丸は安易な人間だったのです。


遠い昔、”ゲルハルト”はまん丸の大切なヒーローでした。 たとえ今は引退し、ハゲて太ってロン・デ*ス化と海にいるほ乳類化が進んでいてもです。 もしかしたら”ゲルハルト”というこの名前がどこか懐かしくて暖かくて、そっと残してしまったのかもしれません。

  

トップ